クラウドコンピューティング 仮想化によるメリットについて。

クラウドコンピューティングでは、仮想化技術が重要です。

仮想化することで、コンピューターリソースを有効に活用することができます。

*コンピューターリソースとは、ハードウェアやソフトウェアなどの資源

それでは、仮想化によってどんなメリットがあるのか、考えてみましょう。

(1)仮想化で統合する場合
複数のPCを1台のサーバーに仮想することで、大容量化することができます。

複数のハードディスクを結合できるので、もの凄く大きな容量が確保できます。

また、データを複数のコンピューターに分けて保存したり、バックアップできるので、障害に強くなります。

そしてコンピューターで行なう処理を、複数のPCに分散できるので、高速に計算することができます。

これまでのパソコンは、ローカルにソフトウェアをインストールして使っていました。

すると処理速度は、パソコンの計算処理能力に左右されます。

クラウドコンピューティングを利用することで、膨大な数のコンピューターの能力が使えます。

例えば、1台のパソコンで1年かかる処理でも、365台ならたった1日で済むかもしれません。

このように、計算処理が短時間で済む可能性もあるわけです。


(2)仮想化で分割する場合
仮想化技術を使うと、1台のサーバーを複数のサーバーとして仮想することもできます。

するとサーバーの運用効率を高めることができます。

通常、1台のサーバーの稼働率は、低いと言われています。

そこでソフトウェアによって、1台のサーバーを複数台として扱うことで、稼働率を上げます。

例えば仮想化で、サーバー1台を10台に分けます。

1台当たりの稼働率が10%弱でも、10台なら100%に近くなります。

サーバーをフル回転できます。

つまり、もの凄く効率が良くなるわけです。

またサーバーの稼働率が上がることで、台数が少なくて済むようになります。

これまで10台必要だったのが、1台で済むわけですから。(極端な例です)

設備投資の削減や、サーバーを置く場所(スペース)も少なくできます。

普段はあまり意識しないかもしれませんが、場所もコスト増になります。

特に土地の価格が高い都会では。

だからコンピューターの仮想化によって、全体的にコストダウンできることになります。


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