Google や Amazon のような大規模のIT企業は、自社システムを運営する過程で、これまでに様々なノウハウを蓄積してきました。
サーバーの運営ノウハウ、技術、インフラを、クラウドコンピューティングとして、一般向けに外部でも利用できるように提供しています。
クラウドコンピューティングとして、よく挙げられるサービスには、以下のようなものがあります。
・Google App Engine(GAE)
・Amazon EC2、Amazon S3
・Salesforce CRM
・Microsoft Windows Azure
このようなクラウドコンピューティングには、膨大な数のコンピューターが必要です。
また、コンピューターを動かすには、電力が要ります。
サーバー室の空調や、パソコンの冷却にも電力が必要です。
つまりクラウドコンピューティングをサービスとして提供するには、設備投資以外にも、多くの電力が要るわけです。
米国は電力価格が安く、購入先の選択肢が多い点で有利です。
例えば、水力発電など、安いほうの電力が買えるからです。
また米国では、法整備も進んでいて、大規模なデータセンターを作りやすいと言われています。