例えば Dropbox は、Amazon が提供しているクラウドコンピューティングを利用していると言われています。
Dropboxは、オンラインストレージ(またはデータストレージ)として、一般ユーザーに無料(2GBまで)、または有料で提供しています。
*最近はクラウドストレージと表現することもあります。
サービス事業者のコンピューターを使えば、ビジネスの規模に合わせて、借りるサーバーの容量を増減できるので、スケーラビリティ(拡張性)に優れています。
最初は小さく始めて、ユーザーが増えると、サーバーの容量も増やせるわけです。
しかも設定は全てネット上ででき、短時間で反映されます。
ちょっと借りて、すぐに返すことも出来るわけです。
そのためサーバー運用が効率化するし、コスト削減にもなります。
費用も最小限で済みます。
これは他社のクラウドコンピューティングを利用した、面白いビジネスモデルです。
「起業」という面でも注目できるビジネスモデルです。
クラウドコンピューティングを利用すれば、起業時に大きな設備投資が不要になります。
ということは、小さな会社や個人にもチャンスが広がったということです。
ビジネスとして採算が取れればよいわけですから、
アイデア次第で、まだまだいろんなサービスが登場してきそうです。
【補足】
自社サイトの一部だけにクラウドコンピューティングを使っている例もあります。
通常はレンタルサーバーの機能を使い、負荷のかかる処理などをクラウドコンピューティングで行なうことができます。
膨大な処理能力を持ったクラウドコンピューティングのパワーを活かせば、負荷のかかる処理も短時間で済みます。