データストレージのように、ユーザーが特に何もしなくても、そのまま使えることもあれば、システム開発してからでないと利用できないこともあります。
例えば、会社の業務でクラウドコンピューティングを使用する場合は、何らかの形でアプリケーション(ソフトウェア)を構築しなければなりません。
Salesforce のように、サービス事業者が、ある程度のアプリケーションの雛形を用意してくれる場合もあります。
そのようなケースでは、カスタマイズ程度で済むかも知れません。
でも基本的には、開発が必要です。
自社内でシステム開発できれば、それが一番です。
社内にSEやプログラマーがいれば、システムの改良もしやすくなります。
もし自社でシステム開発できないなら、外部のベンダー(システム開発会社)に外注することになります。
最近は、クラウドコンピューティングに対応できるベンダーも増えてきました。
どちらにしても、クラウドコンピューティングを利用したシステム開発の仕事が生まれます。
要するに新しいシステム開発の需要が発生するわけです。
ここにビジネスチャンスがあります。
また、自社内でもベンダーでも同じですが、システムを開発する立場の人からみると、
クラウドコンピューティングによって、サーバーの構築や維持管理から解放されます。
そのおかげで、システム開発に集中できるメリットがあります。
これはとても大きなメリットです。
【補足】
クラウドコンピューティングを利用して、自社でアプリケーションを開発したり、外部のベンダーに依頼するにしても、開発者が必要になります。
スケールは違いますが、Microsoft社のAccessもそのままでは使えません。
誰かがAccessを使ってシステムを開発して初めて利用することができますよね。
それと同じことです。
クラウドコンピューティングでも開発者は必要になります。